ユニフォームは看護師にとって戦闘服！

人気色と色が与える効果

医療用品の企画製造販売を行う企業が実施した、看護師のユニフォームとモチベーションに関する意識調査の結果をもとに、看護師の戦闘服とも言えるユニフォームがモチベーションにどのような影響を与えるのかをみていきましょう。高齢化が進む日本においては今後さらに看護師の数が必要となるため、モチベーションの維持が可能な職場の環境整備が求められます。

モチベーションへの影響

まず、ユニフォームは病院から支給されるケースが多く、その割合は約8割です。そして、4割以上の看護師が病院から支給されるユニフォームに不満を持っていることがわかりました。また、看護師がユニフォームを選ぶ際に重要視しているのは価格ではなく機能性やデザインであることもわかりました。そして、機能性やデザイン性の高いユニフォームは働くモチベーションにプラスの影響を与えると考える看護師がほとんどのようです。この調査結果からもわかるように、看護師のモチベーションはユニフォームによって大きく左右されます。
機能性やデザイン性の低いユニフォームはモチベーションに悪い影響を与えるだけでなく、作業効率や業務効率を低下させる要因にもなります。実際、「不満を感じるナース服は作業効率や業務効率を落とす要因となるか」という質問に対して約8割の看護師が「とても思う」「そう思う」と回答しています。

魅力的なユニフォームとは

では、看護師が魅力を感じるユニフォームはどういったものなのでしょうか。魅力的なユニフォームの条件として上位にきたのは「伸縮性がある」「透けない」「シルエット」でした。機能性においては伸縮性が特に重要で、デザイン性で言えば透けないこととシルエットのよさが重視されるようです。デザイン性の面でみると女性特有の悩みが多いことがわかります。特に白いユニフォームの場合は透けやすいです。光の当たり具合によっては下着の色や柄がわかってしまうこともあります。透けることに気を使って下着やインナーに悩むのは余計なストレスになります。また、シルエットに関してもせっかくなら素敵に着こなしたいと考える看護師が多いようです。スッキリしたシルエットにみえるものや体形を隠してくれるものは、看護師のモチベーション維持につながります。
その他、機能面で言えばポケットの数やサイズも重要です。ユニフォームのポケットにはペンや手帳、テープや手袋など様々な物を入れなければなりません。業務に必要なアイテムをしっかり収納でき、かつ取り出しやすいようなユニフォームだと業務をスムーズに遂行できます。そのため、細かいポイントではありますがポケットの数や使いやすさも重要です。